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ナンパで理想の彼女と最高の仲間に出会う。

東京のナンパ師リクの、理想の彼女を探すゲーム。

出会いが生まれる福岡遠征ナンパ

 

 

 

「好いとーよ」なんて言葉、本当は言わないんだよ。

博多の女の子だって、「好き」って言うから。

 

 

 

私は、リクのこと好きやけん。

 

 

 

暗い密室に二人。

横並びに座っていながら、向き合う顔。

互いの素性はまだよく知らない。

俺は彼女の本名はおろか、呼び方しか聞いていない。

 

 

彼女は俺の手を握って、目を閉じた。

 

 

俺は彼女の影に、自分を重ねた。

 

 

 

出会ってまだ一日の二人。

話は、昨日に遡る。

 

 

 

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この場所で長い時間を過ごしていた。

福岡は天神の、警固公園

日が落ちてからは、ずっとここに居るようになっていた。

 

 

リクは先日から福岡に来ていた。

一応の名目は、夏休みの旅行だ。

観光は全く調べておらず、知人が紹介してくれたラーメンやもつ鍋等の店しか事前に把握はしていない。

 

 

特に行きたい場所があるわけでも無かった。

ただ予てより訪れてみたいと思っていた福岡に、

この夏の連休で行ってみようと思っただけの理由だ。

 

蓋を開けてみれば結局、宿を予約した天神から動くことなく、

食とナンパに勤しむだけの遠征と化していた。

 

 

まあ、それもいいだろう。

おそらくは今しか出来ないことだ。

今のこの時間をとことん楽しもう。

 

 

今日は、関西で活動している柊が来てくれていた。

知り合ったのは3年前の大阪のクラブ。

それから共にナンパを始め、今ではリア友以上の仲となった。

福岡遠征に誘ったら、二つ返事でOKしてくれた好漢だ。

 

 

俺たちは日が落ちて辺りが暗くなった頃、公園で座っていた二人組の子たちへ声をかけた。

 

 

 

お疲れさま、ほんま暑いな。

暑すぎて溶けてしまいそうや。

 

他愛もないオープナー。

しかしこのレベルで、この公園では十分オープンした。

福岡へ遠征をする人には是非訪れてほしいが、緩やかな時間が流れているような

落ち着いた雰囲気のある公園だ。

ナンパをするにはもってこいだろう。

 

 

ねー、本当に。

関西の人?

 

 

声をかけ続けて気づいたことだが、ここ博多では関西弁のウケがすこぶる良い。

彼女たち曰く、ずいぶんと珍しいそうだ。

それを知ってからは、会話の初めで分かりやすく伝えるようにした。

 

 

自然と4人で会話が始まる。

リクが横に座った子は、楽しそうに話を聞いてくれる。

 

 

博多で出会う子たちは比較的、反応がとても良く、ナンパをしている間もガンシカは全くと言っていいほど無かった。

どんな子も、とりあえずは話を聞こうとしてくれる。

東京に散見されるような、擦れた子はここにはいなかった。

俺は博多を、ストリートナンパのブルーオーシャンと感じていた。

 

 

何か飲み物でも買いに行こうか。

ついてきてや。

 

担当子をコンビニへ連れ出す。

23歳のOLで、福岡の端っこの方から友達に会いに来ている子だった。

まだ大学を卒業して間もないような幼い表情。

明るめの髪はショートカットで、軽くパーマがかかっている。

misonoにどことなく似ていたので、ここではM子と呼ぶことにする。

  

 

話をしてすぐに感じたが、M子は素直なとても良い子だった。

屈託のない表情。

無垢な目。

笑顔には純粋な感情が表現されている。

 

 

あっちの二人はお茶とコーヒーだったよな。

M子は何ほしいん?

 

 

じゃあ…私はお茶にしようかな。

 

 

OK

買ってくる。

 

 

リク君は要らないの?

 

 

あぁ、さっきビール飲みすぎちゃって。

お腹パンパンやから、少し風に当たってから後で買うわ。

 

 

会計をして、コンビニを出ても彼女はついて来ていない。

 

 

どこに行ったんだ。

少し待つと、ビニール袋を持ったM子がコンビニから出てきた。

 

 

はい、これ。

 

彼女はミネラルウォーターを俺に差し出した。

 

 

これはね、リク君の分。

飲みすぎた時は水を飲んだほうがいいよ。

後で落ち着いたら、飲んでね。

 

 

あぁ…ありがとう。

ええ子やな君は。

 

 

不意をつかれて少し声が裏返った。

純粋な優しさに、動揺を隠せなかった。

ナンパをしてるとたまに出会う、自然体があまりにピュアな子だった。

 

 

戻ろうか。二人が待ってる。

 

 

帰り道のほんの数分、俺たちは自然と手を繋いでいた。

動揺した気持ちとは裏腹に、頭は冷静だった。

 

この後はどうするん?

 

私、ここから高速バスで1時間くらいのところに住んでて、

今日はもう帰らないといけないんだ。

 

そうか、分かった。

明日は何してるん?

 

明日?

特に何もないよ。

 

良かったら、そっちに会いに行ってもいいかな。

1時間かけて行くよ。

 

本当に?

いいよそんな。

せっかくの旅行なのに。

私なんかにそんな大事な時間使わなくて。

 

いいなと思った人には、積極的になりたいからな。

もう少しゆっくり話したいなと思って。

 

そうやって誰にでも言ってるんでしょう。

じゃあとりあえずLINE交換しよう。

 

分かった。後でまた連絡するから。

じゃあ、またな。

 

 

俺たちは連絡先を交換し、別れを告げた。

 

他愛もないやり取りが続き、深夜に彼女から意外な連絡が入る。

 

 

実はあの後、結局バス乗らなくて、まだ博多にいるんだ

今日は友達の家に泊まっていくことになったよ。

 

バスを逃した理由は聞かなかったが、

話はそのまま、翌日の昼に会うという約束に落ち着いた。

 

 

 

 

 

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次の日の昼、11時。

容赦ない日差しが照り付ける中で、俺はM子を待った。

 

 

昼アポなんて随分、久しぶりだ。

LINEのやり取りからは、少し警戒心が伺える。

 

やましい下心は一切抜きだ。

健全なデートとして、彼女を思い切り楽しませることにした。

 

 

 

待ったー?昨日はありがとうね。

 

M子が現れる。

 

相変わらず良い笑顔だ。

服装は昨日と同じ。

本当に泊まっていたようだ。

 

 

おう、こちらこそ。

暑いしカフェにでも入ろう。

 

俺たちは天神地下街のカフェに潜り込んだ。

 

 

昨日は何人に声かけてたの?

いつもそんなことやってるんでしょ?

 

 

彼女から厳しい質問が矢継ぎ早に飛んでくる。

 

 

もう数えきれないほど、この手のやり取りはやってきた。

そして対応の仕方も分かっている。

警戒が強い時には、真面目さとのギャップで落とすんだ。

 

 

改めて自己開示をきちんとする。

 

福岡へは旅行で来たこと。

飲み会帰りにもう一軒行こうとしていたが、男二人で行くのも味気ないと思い公園へ行ったこと。

彼女とは半年前に別れて、素敵な人を探している。

 

 

前の彼女とは、どうして別れちゃったの。

 

狙い通りに彼女は質問をしてきてくれた。

頭の中では既に、2つの話題で彼女にギャップを見せるシナリオを思い浮かべていた。

 

 

別れた理由な。至ってシンプルやで

 

遠距離になったから。

彼女が仕事の都合で、地方に行ってしまったんよ。

 

そうなんだね。

遠距離は、確かにきついよね。

 

付き合ったらなるべく一緒にいたいからさ。

離れてしまうと、段々付き合ってる実感が湧かなくなってくるんよな。

 

意外。

もう少しドライな感じかと思った。

 

彼女のことは出来るだけ大事にしたいからな。

デートコースを考えたりするのも好きやねん。

ここに行って、夜はここのお店を予約しようとか。

喜んでもらいたいからな。

 

えーすごくいいねそれ!

そんなのして貰ったら本当に嬉しい。

 

まず一つ目。

恋愛に関する真面目エピソード。

別れた理由を聞かれた時は、『遠距離になったから』と答えてから彼女を大事にしたい自論を展開する。

 

 

良い感じだ。

話題を変えて、二つ目に行こう。

 

 

 

M子は兄弟とかいるん?

 

うん、いるよー。

お兄ちゃんとお姉ちゃん。

 

次女っぽいもんな。

何となく分かったわ。

仲良しなん?

 

うん、仲良いよ。

よくLINEしてるもん。

リクは?

 

ええね、家族が仲良い子は好きやで。

俺も兄貴がいるよ。

福岡に来る前に、家族で親父の還暦を祝ってきたよ。

久しぶりに家族で集まって、楽しかったわ。

写真、見る?

 

見たい。

家族が仲良い人っていいよね。

 

 

トークに一切の嘘は入れていない。

自然体で話をしている。

彼女との距離は縮まる。

ナンパ師のパラドクスの一つだと思うが、下心を一切持たず相手との時間を楽しもうと思った方が、結果的に成功するものだ。

 

 

なんかびっくり。

リクって、すごく真面目なんだね。

話しててすごい楽しい。

 

ここまでシナリオ通りに行ったのも久しぶりだ。

彼女の目を見る。

IOIの確認は、目を見るだけで凡その判断は出来る。

今日は運が良い。

頃合いだ。

 

ありがとう。

俺もM子と一緒居ると楽しいよ。

場所、変えようか。

 

 

どこに行こうか。

行きたいとこある?

 

M子とゆっくり話せたらいいよ。

そうだな…じゃあカラオケ行こう。

 

うん、いいよ。

カラオケなら、こっちかなあ。

 

少し歩いた先に、『コロッケ』が見えた。

東京では殆ど見ないが、こっちでは割とよくあるカラオケらしい。

 

 

少し昔を思い出した。

きゃりーさんが、遠征の時に使っていたな…。

もう何年前の記事か忘れたが、印象に残っていた。

 

 

彼女には言えない情緒に浸りながら、コロッケに入る。

 

二人で個室へ。

 

 

電気は消したままにする人?

 

M子がアシスト級の質問をくれる。

 

この後の展開を、もう彼女も予想出来ているんだろう。

 

しばらくはまた、彼女と話を楽しむ。

単純に、彼女と一緒にいるのは楽しかった。

素直で純粋で、人への気遣いが出来る良い子だ。

 

 

 

 

 

ただ、これはゲームだ。

 

 

 

 

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暗い密室に二人。

横並びに座っていながら、向き合う顔。

互いの素性はまだよく知らない。

俺は彼女の本名はおろか、呼び方しか聞いていない。

 

 

少しの沈黙。

彼女が口を開く。

 

 

・・・「好いとーよ」なんて言葉、本当は言わないんだよ。

博多の女の子だって、「好き」って言うから。

 

 

私は、リクのこと好きやけん。

 

 

彼女は俺の手を握って、目を閉じた。

 

 

俺は彼女の影に、自分を重ねた。

 

 

 

出会ってまだ一日の二人。

誰かがが言ってたな。

 

ナンパは恋愛の時短だと。

 

 

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別れる間際に、彼女が名刺をくれた。

 

はいこれ、私の名刺。

珍しい名前でしょ。

 

 

ありがとう。

ごめんな、俺は今名刺持ってなくて。

 

 

いいよ、全然。

また東京まで、会いに行くね。。

会えて本当に良かった。

こんなにすぐ誰かに惚れたのは、初めてだよ。

 

 

彼女は最後まで笑顔だった。

再会を信じて疑わない瞳。

 

 

俺は帰路に着き、部屋の中で一息ついた。

彼女から連絡が来ている。

 

 

(本当に素敵でした。

残りの福岡旅行、楽しんでね。

また会おうね。)

 

 

少し文面を見つめたあと、返信をする。

 

(こちらこそありがとう。

本当に楽しかった。

また、東京で。)

 

 

そう返した俺は、ポケットにしまっていた彼女の名刺を取り出し、

 

 

 

 

 

 

 

折り畳んで、もう見る事は無かった。

 

 

 

 

Fin.

 

 

 

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