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ナンパで理想の彼女と最高の仲間に出会う。

東京のナンパ師リクの、理想の彼女を探すゲーム。

【最終回】ナンパで理想の彼女と最高の仲間に出会えた

 

 

きっかけは、日常から始まった。

 

 

それは、仲間と行った夏の納涼船だ。

特別な目的は無かった。

 

 

ただいつものように、女性との出会いと楽しさを求めただけだった。

 

船の上で出会ったのは、一人の女性。

 

 

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その時は、大した話はしなかったが、何となく彼女の事は気にかかった。

直感に過ぎなかったが、一緒にいて楽しい人だと思った。

 

 

その日の夜にまた再会し、ほどなく彼女とは頻繁に連絡を取り合うようになった。

 

 

これが、最後の物語の始まりだった。

 

 

『ナンパで理想の彼女と最高の仲間に出会う』

 

 

正直に言って、出会った時から惹かれていたと思う。

 

なんと表現すれば良いのか。

純粋さを感じる、擦れていない女性だった。

 

ナンパを始めてからは、あまりに多くの女性と出会ったあまり、彼女たちを100%信じられなくなっていた。

誰だって、人に言えないような一面は、持っているものだ。

特にナンパをしていると、見たくないような女性達の裏側も、知る事が多かった。

 

そんな、いつも相手の言葉の裏を探るようになっていた自分にとっては、裏表の無い優しい彼女がとても新鮮で、素敵な人に映った。

 

 

彼女とは本当に気が合った。

一緒にいる時間は、ただただ楽しく、自分の気持ちを伝えるまでに、そこまで時間はかからなかった。

 

 

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彼氏と彼女に関係になってからは、一層、長い時間を共に過ごすようになった。

 

彼女の事を知れば知るほど、ますます惹かれていた自分がいた。

その女性は、シャイな一面を時折見せる、恋愛経験も少ない人だった。

そして、本当に優しく、気遣いが出来る彼女は久しぶりに出来た彼氏、すなわち自分を、ずいぶん大切にしてくれた。

 

 

その一途さ、純粋さが嬉しかった。

彼女にもっと喜んで欲しい。

 

いつもデートの日は、楽しいプランを考えていた。

記念日や誕生日には、プレゼントや手紙を贈った。

 

良い彼氏でいようなんて思いは無かったが、単純に喜んでもらえる事が嬉しかった。

彼女はそれに、いつも笑顔を見せてくれて、感謝の言葉をくれた。

 

 

一緒に過ごしているだけで、久しぶりに心が満たされている気がした。

彼女とこんな事が出来たら、とずっと願っていたような、平凡で健全で、幸せな日々が続いた。

 

 

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ただ、彼女にはどうしても言えない事を、俺は隠していた。

言える筈も無い。

 

俺は、ナンパを辞めていなかったのだから。

 

正確には、辞める事が出来ずにいた。

 

自分にとって、ナンパは純粋に楽しいゲームとなっていた。

もはや、女性との出会い、その場の立ち回りを楽しむだけのゲーム。

刺激があって、一緒に楽しめる仲間もいた。

 

ナンパを辞めようとしても、結果的に続けてしまっている人を、俺は幾らでも見てきた。

このゲームには、異常なほどの中毒性がある事を知っていた。

 

彼女の事を思う反面、一向に抜け出せない自分がいた。

3年間も続けていた事を、そう容易く辞められはしない。

 

 

彼女に隠れて、変わらない日常を俺は過ごしていた。

後ろめたさを感じてはいたが、いつも目をそむけていた。

 

きっとバレはしないだろうと、俺は彼女の前では素敵な彼氏でいる一方で、街やバーに出ては、女性に声を掛けていた。

 

 

 

そんなある日だった。

 

俺は彼女に疑われた。

 

 

“友達が、新宿で女の人と話してるのを見かけたって…”

 

 

どうやら、ナンパをしていたところを友人に見られていたらしい。

俺はその偶然にただ驚いたが、すぐに否定をした。

 

決定的な証拠は無い。

その場を逃れる為の、もっともらしい嘘を並べて、彼女を納得させた。

 

彼女も自分を信じると言ってくれたが、その表情は沈んでおり、瞳には鈍い光を宿していた。

その光景に、申し訳無さを感じてはいた。

 

 

ただ、俺はナンパを切り離す事がどうしても出来なかった。

彼女の事は好きだったし、本当に一緒にいて楽しかった。

なのに、彼女と離れると、自然と他の女性に連絡をしてしまっていた。

 

その後も変わらず、俺は隠れてナンパを続けていた。

ナンパと並行して彼女と過ごす日々は輝いていながらも、ときおり白黒フィルムのように色褪せていた。

 

俺は、彼女が好きだ。

それなのに、こうも裏切る事をしてしまっている。

 

そして刻限は、もうそこまで迫っていた。

 

 

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寒さが増してきた、ある夜。

彼女と共に、自分の部屋で過ごしていた。

その日は、会った時から、果てしなく重い空気を感じていた。

 

純粋な彼女が、そっと切り出す。

 

“本当に…私の事好き?”

 

軽く頷く自分に、信じられない言葉を彼女は口にした。

 

“…ナンパ師じゃないの…?”

 

 

俺は動揺が隠せなかった。

 

 

どうやら、彼女の友人が、『リク』をツイッターで偶然にも見つけてしまったらしい。

そして、そのツイートから、俺と『リク』は一致してしまい、彼女の疑いは確信へと変わった。

 

本当にそんな事が起き得るのか。

彼女の言葉を疑う余地も無く、容赦ない現実が、目の前にはあった。

 

次の言葉が出てこない自分に、彼女は察したようだった。

 

 

“やっぱりそうだったんだ…”

 

彼女は、以前俺が並べた嘘を、もうわかっている。

 

 

“…あの時の話は嘘だったんだ…”

 

 

その時の彼女の表情が忘れられなかった。

 

目に涙をいっぱいに溜めている。

いつもの笑顔とはかけ離れた、悲しみに曇った瞳。

 

俺はそれをきっと、この先忘れる事は無い。

 

 

彼女を傷つけまいと、その場しのぎの軽い嘘文句を並べた俺は、

結果として彼女をこれ以上なく傷つけてしまった事を、胸の内で懺悔した。

 

 

“…お願いだから”

 

彼女は強く、こちらを見ている。

 

 

“もう全部話して…”

 

 

涙がこぼれたその目を、逸らす事が出来なかった。

 

もう、やめようと思った。

これ以上、嘘をつくのは。

嘘を重ねても、いつかまた彼女を傷つけてしまう。

 

俺は、重い口を開いた。

 

“…そう、俺はナンパ師なんだ”

 

上手く纏まらないままに、彼女に打ち明けていく。

 

ナンパを始めたきっかけ。

大好きだった彼女に振られた事。

もう一度素敵な出会いを求めて、始めた事。

 

まるで自分を正当化するかのように、俺は話を続けた。

この経緯に嘘は無い。

少しでも、何かが伝わればと思ったが、今の自分が何を言っても、もう信じては貰えないだろう。

 

それでも、彼女を失いたくないという思いが強くあった。

全てが終わろうとしているその瞬間になって、俺はようやく気付いた。

 

目の前にいる人は、自分にとってかけがえの無い、本当に大切で大好きな存在だという事を。

 

 

話を聞いた彼女からは、静かに、ただ一言だけ返された。

 

“なんで、今もナンパをしているの…?”

 

 

彼女の瞳には、もう一片の輝きも無い。

俺は何を取り繕う事もなく、正直に話すしかなかった。

 

 

ナンパが楽しかった事。

彼女に出会う為に始めたのに、いつの間にか刺激を求める遊びになってしまっていた事。

バレはしないだろうと、軽く捉えていた事。

 

―どうしても、辞められなかった事。

 

そんな事を話しながら、俺は自分を呪った。

ほどなく、彼女から別れの言葉が出るだろう。

裏切った自分を、さぞかし軽蔑の目で見ているに違いない

 

 

部屋の明かりはもう消えそうなほど、わずかについているだけだった。

 

今までの鮮やかな世界は消えて、何もかも、黒色に染まろうとしていた。

 

 

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沈黙は、彼女の意外な言葉で破られた。

 

 

“………これからは…どうするの…?”

 

 

これから?

 

その言葉の意味が、すぐには分からなかった。

 

彼女は、そっと続ける。

 

“私は、待つ事しか出来ないから…”

“一緒にいて、大事にしてくれていた貴方を…”

 

彼女の声は、感情が崩れるのを懸命に耐えるように、震えていた。

こんな自分をまだ、許して、離さずにいてくれるのか。

彼女は、『彼氏として一緒にいた自分』を、信じようとしてくれている。

 

俺は驚きに打たれていた。

今まで騙されていた事が分かってなお、自分を信じてくれるのか。

そんな女性に、俺はなんて酷い事を。

 

 

 

 

 

…もう、選ぶしかない。

 

彼女と共に過ごす未来か。

 

それとも、彼女と離れる未来か。

 

 

『女性は星の数ほどいる』

『一人に固執してはいけない』

『もっと良い人がいるかもしれない』

『ナンパもまた気兼ねなく続けられる』

 

 

そんな言葉が、頭をよぎった。

 

 

ただ、目の前にいるこの人が、どうしても愛おしかった。

最後の最後に、気づいてしまった。

俺は彼女が本当に好きで、自分がずっと探していた人だった。

 

 

そして俺は―。

 

 

 

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彼女と付き合い、ずいぶん歳月が経ちました。

青々と晴れ渡った空の下で、この最後の記事を書いています。

 

白黒フィルムのように色褪せていた世界は無くなり、今では鮮やかな彩に包まれている。

 

 

もう、ナンパはしていません。

俺は彼女に、これからも一緒にいて欲しいと伝え、3年半にも及ぶ活動の全てを終わらせました。

 

『理想の彼女と出会う』。

 

その思いで、ナンパを始めたが、何をもって理想の彼女と言うべきなのか、その問いをずっと曖昧にしている自分がいた。

 

その答えは、彼女が教えてくれました。

心の底から大好きで、失う事を怖いと感じて、ずっと一緒にいたいと思えるその人こそ、自分にとっての理想の彼女だと今は分かりました。

 

理想の彼女とは―。

 

この問いには、容姿が綺麗だとか頭が良いとか、そんな理屈じみた言葉より、自然と湧き出すありのままの感情で答えるべきだったんだ。

 

俺は彼女こそが、理想の人だと信じています。

 

 

そして同時に、ナンパへの依存からも、抜け出す事が出来ました。

たまに昔を思い出す事もあるし、過去に出会った女性たちから連絡が来る事もあります。

 

それでも、自分を止めるのは、あの夜の、彼女が見せた涙。

一生忘れる事は無いと思います。

彼女を失う事が、今は何より怖い。

 

ナンパに慣れ親しんだ人なら、誰でも同じような思いや悩みを抱えると思う。

 

『女性なら星の数いる』

『一人に固執してはいけない』

『裏切られるのが怖い』

『他にもっと良い人はいる』

 

ナンパが上手くなればなるほど、女性を信じられなくなっていき、そしてこのゲームの刺激に、麻薬のように依存していく。

 

ただ俺は、彼女とずっと一緒にいる幸せな未来を信じたいと思いました。

 

いま、全てを終わらせる事が出来て、少しほっとしています。

このゲームに終わりはあるのかと、正直思っていたから。

 

 

何より、自分を信じて、離れずにいてくれた彼女には、本当に感謝しかありません。

失う寸前になって、初めて分かりました。

彼女の大切さを。

自分が求めていたものを満たしてくれる、かけがえのない人です。

 

もう、このゲームに戻る事は無いと胸を張って思える。

自分を大事にしてくれる人と、面と向かって向き合える事が素直に嬉しい。

 

 

そして、ナンパをすっきりと辞める事が出来た理由が、もう一つ。

親友のナンパ仲間にこの話をしたところ、

 

“良かったね。ナンパは経る(へる)ものだからさ”

 

と言われました。

 

『経る』。

『あるところを過ぎて、進むもの』と言う意味。

彼が言いたかったのは、“ナンパは、ずっとそこにとどまるものじゃない”という事だった。

 

その言葉を聞いて、自分がナンパを始めた理由を振り返って、それが達成できた今は、もう辞めるべきだと実感しました。

ナンパは確かに刺激があって、簡単には辞められないかもしれないが、いつかは自分の意志で終わりにしないといけない。

 

ずっとやっていたら、それこそ女性を本当に信じる事が出来なくなり、いつか寂しい思いをする事になると思う。

そして、自分にいつも後ろめたさを感じながら、日々を過ごす事になる。

 

全てが腑に落ちて、俺はナンパとは決別をする事が出来ました。

 

 

と、ここまで綴ってきましたが、ナンパは本当に良いものだと思っています。

これは本当です。

 

ナンパほど、自分を変える事が出来て、素敵な女性と出会えて、人生を変えられるようなものはそう無いと思います。

ナンパを始める前は、女性との出会いは年に数える程度の、ごく普通の男でした。

あの生活を続けていたら、きっと過去の失恋をいつまでも引きずっていた。

 

俺はナンパを通して、自分から動く事の大切さを学びました。

そして何より、理想の彼女とも出会えた。

ナンパが、自分の人生を変えてくれました。

本当に素晴らしいものです。

 

だから、ナンパに迷ってる人は、一歩踏み出してみて下さい。

きっと素敵な出会いが貴方を待っています。

(本当に迷っている人は、記事下のメルマガに登録してみて下さい。精一杯の後押しが出来るよう、真剣に綴りました)

 

 

そして、彼女と過ごす今について。

今も順調に、幸せに過ごしています。

もう少ししたら、一緒に住もうという話になりました。

 

全部を話した上で、全部を受け入れてくれました。

彼女も、今まで俺に言えなかった秘密を話してくれました。

 

これで、良かったんだと思います。

互いの隠し事は無くなりました。

今では、より距離が近くなった気がします。

 

 

そして今では全てを知った彼女からは、

 

“ナンパしてくれてありがとう”

 

と言って貰えました。

それは、この活動において何にも代えがたい感謝の言葉。

報われた事を実感する、最初で最後の贈り物のような気がしました。

 

ナンパをやって、本当に良かった。

 

ツイッターのリクのアカウントは、残しておきます。

この活動の終わりに伴い、全て消そうかとも思いましたが、自分と同じような理由でナンパを始めた人への、何か力になればと思いました。

 

自分がナンパにおいて大切にした理論や考えを、数百のツイートにして日々発信するようにしています。

ブログやnoteも、そのままにしておきますので、良かったら覗いて下さい。

 

 

それで、貴方が素敵な人と出会う事が出来れば、何よりの幸いです。

 

 

ここから先は、感謝の言葉を。

 

『リク』を通して出会った仲間達へ。

本当にありがとうございました。

 

親友との出会いとも呼べるようなものもあったし、いつも楽しく、ふざけて朝まで笑い、時には旅をして。

しょっちゅう飲みに行ったり、プライベートな相談もしたり。

リア友より遥かに濃密な時間を、皆と過ごしていたと思います。

全てが自分にとっての青春のような、かけがえのない日々です。

本当に、最高の仲間達でした。

 

 

そして、自分と出会ってくれた女の子たちへ。

本当にありがとう。

数え切れないほどの出会いがあったから、今の彼女と出会えました。

道で誰かからナンパされても、どうか温かい目で見てあげて下さい。

その男は、どうしようもない緊張と不安を超えて、貴方に話し掛けています。

そして、その出会いから、将来ずっと一緒にいる事もきっとあると思います。

 

 

“出会い方なんて、なんだって良い”

 

そう思い、自分はナンパを始め、本当に素晴らしい女性と出会う事が出来ました。

このブログを読んで下さった皆様も、どうか素敵な出会いを願っています。

 

 

 

全ての終焉が近づいて、自分のナンパ活動に大きな影響を与えた本、『THE GAME』の終わりを思い出す。

 

「ゲームに勝つとは、ゲームを去る事。・・・ついにきた。この家を、コミュニティを去り、過去にするときが。現実が俺を呼んでいる。」

 

俺も、もう二度と、このゲームに足を踏み入れる事は無い。

エンディングロールも、もう終わろうとしている。

 

どうやら、ハッピーエンドで終われるみたいだ。

本当に、良かった。

 

 

 

俺は、ナンパで理想の彼女と最高の仲間に出会えた。

 

 

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Fin.

 

 

 

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